シリーズ「日本が危ない」⑤

若者よ立ち上がれ
(You Tube[令和男塾チャンネル]より)

板﨑 雅光

日本の「国体」を知る

日本人らしくとは、日本の「国柄」、言い換えますと、「国体」をよく知って、古来からの日本の美徳を身に着けることです。先ほど述べましたヒューマニズムとは、自由、平等、博愛、これを総称するのが舶来思想です。若い世代には、国体といっても最近は国民体育大会と間違われてしまいます。

今、世界中には196の国家がありますが、国体のある国は有史以来日本だけです。私の子供の頃と言いますと戦前戦中となりますが、日本は皇国であると教えられ、即ち「すめらみくに」と呼んでいました。万世一系の天皇を戴き、天皇と国民がひとつになった君民一体の姿こそが「国体である」と両親からも学校でも教えられ、私の身体に染み込んでいます。

青年時分、友達と飲んでよく激論を交わしましたが、国のことを言うと「おまえ変わっとる」と言われ、悔しい思いをしました。国体の中心は天皇陛下です。

現行憲法では、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とあります。

この中の「主権の存する国民の総意に基づく」は、大きな問題を抱えています。天皇は外国の大統領の様に、国民が選ぶものではないのです。

しかし、憲法の第二条「皇位は世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」とあります、世襲で継承すると書かれており、揺るぎなき皇室であることで安心した次第であります。



皇統は万世一系ですが、天皇家の歴史を見ますと、断絶の危機が幾度もありました。血統的には色々と問題も抱えておりますが神武天皇以来126代続き、今年は皇紀2680年にあたります。

世界で千年以上続いた王室はありません。ハプスブルグ家にしても645年。イギリスの現王室ハノーバー朝は187年。アメリカは建国244年です。中国は4000年とか古いとか言いますが、皇帝は常に代わっており、今の中国は70年程度の歴史しかありません。

このように万世一系の皇位は高い高いお立場であります。

『万葉集』に、大友家持の「海ゆかば」という句があります。

海行かば 水漬く屍
 山行かば 草生す屍
 大君の 辺にこそ死なめ
 かへりみはせじ


その遙か以前から天皇を中心とした日本の国体と民族意識が形作られていた事を物語っています。

戦前戦中に育った私は、学校だけでなく家庭でも「教育勅語」を教わりました。

その中に『一旦緩急有れば義勇公に奉じ以て天壌無窮(てんじょうむきゅう)の皇運を扶翼(ふよく)すべし』とありますが、これを今の人に言ってもわからない。天壌無窮、皇運の意味すら知らないのが普通です。今の日本は自由平等をうたい文句にした舶来思想の教育ですし、自己中心です。戦前の若者は、国を思う、国のことで自分の人生をかけ、胸を張って天皇に奉ることを良しとし、潔く身を捧げきれる思想を持っていました。


現代語訳
「ひとたび国に重大事変が起これば、国民は正義と勇気を持って、国の平和と安全のために奉仕し、日本の国が永遠に栄えるように国民全体が助けなければならない」