元の国、日本

佐藤 成夫

国が大事

「国が国が、国が大事。そういう風に思うちょるだろう。それがみたまのあり方やで。われわれのみたま、多少の違いはあるけれど、一切合財、国の大根(おおね)やでな。国の大根がみたまさんとなって、一人一人にのーのーのーのー働くんです。日本の国が根でございます」。

草垣女史が明かされたように「みたまさんのあり方」は、その容れ物である意識上の自分がどうありたい、こうありたいというものには一切関係せず、「国が大事」それだけしかないのであって、自分というものは二の次三の次でしかないのです。現代社会においては到底受け入れがたいことだろうと思いますが、このことはいかんともしがたいことであります。先ずはこのことを呑み込んで頂いて、その上で日本の国柄について述べていきたいと思います。

日本の国柄

松木草垣女史が昭和30年12月28日深夜12時、「根」と印したタスキを袈裟懸けにされたお姿で

「日本根の国、底の国、根なし草ではないほどに、根が現れたさあさあさあさあ」
と厳かに宣言されました。

日本の国の真の姿を表現くださっているお言葉である、と同時に日本国民の本来性を語ってくださっていると言えるでしょう。

日本はあくまでも自国だけの経済的発展など、表面上の繁栄を追い求めるのは本意ではありません。地球上にあるすべての国々に対して繁栄・幸福という養分を注ぎ込み、その結果として枝葉を繁らせ花を咲かして、実を結ばせる役割を担っている「根」であります。いつでも損なように見えて、なくてはならない重要な役割「底の国」なのです。