シリーズ「日本が危ない」③

自虐史観が国を滅ぼす

中井 健

あなたは自虐史観ですか

自虐史観を持っているかどうか、簡単な判別方法があります。それは、先の戦争を、「太平洋戦争」と呼ぶか、「大東亜戦争」と呼ぶか、です。「太平洋戦争」という名称は、GHQ が強制したものです。日本政府は、正式に「大東亜戦争」と呼んでいました。何故なら、アメリカとは太平洋で戦いましたが、イギリス、オランダとは、インド洋、南シナ海で戦ったからです。

学校では太平洋戦争と教えられ、新聞、テレビ等のメディアも、かつてGHQが出したプレスコード(報道規制)を今も守っているのです。

「太平洋戦争」と呼ぶことにより、私たちも無意識に自虐史観に陥っています。

とんでもないルース・ベネディクトの『菊と刀』

GHQの占領政策に思想面で大きな悪影響を与えたのが、ルース・ベネディクトが著した『菊と刀』です。日本における、乳幼児期の厳しい用便の躾が、「菊」と「刀」、すなわち「菊の優美と刀の殺伐」に象徴される日本文化の型、日本人の性格構造の矛盾の二面性の原因である。階層秩序に異常に執着する日本人の病的特性、すなわち伝統的攻撃性の文化的土壌が、侵略戦争の原因としています。とんでもない幻想が共通認識となり、戦争へ導いた。明らかに、日本の伝統文化と軍国主義・超国家主義を混同しているのです。

精神的武装解除

アメリカの国務省文書によれば、占領政策の究極目的は、非軍事化にあると書いてあります。それは武装解除であるが、これを長期的に保障するためには精神的武装解除が必要であり、軍国主義の廃絶、具体的には超国家主義の影響力の排除が必要であるとしています。つまり軍国主義の廃絶と超国家主義の影響力の排除が、精神的武装解除に繋がる。また日本人の国民性自体が戦争の原因とも言われています。

WGIP(ウォー・ギルト・インフォーメイション・プログラム)

日本人の再教育・再方向付けのための政策WGIP(ウォー・ギルト・インフォーメイション・プログラム)とは、日本人に戦争犯罪の意識を刷り込む情報宣伝計画のことです。つまり、満州事変から大東亜戦争まで、日本は、侵略戦争を続けた悪い国、だと思い込ませる訳です。

手始めに、1943年にアメリカが作った米国史観の『太平洋戦争史』を学校の教材として全国に配布し、またラジオ放送では「真相はこうだ」と、アメリカの見方を執拗に宣伝しました。

「大東亜戦争」、「八紘一宇(人種差別を無くして世界中が仲良く暮らしましょう)」、「神国日本」の用語は禁止されました。同時に、公職追放により共産・社会主義者が教育に参画し、日教組が結成されました。

戦前までの伝統教育を破壊する教育基本法が制定され、修身の廃止と国家神道否定も行われて、GHQの思惑が着実に実行されたのです。また、教育勅語は昭和23年6月19日の国会で執行排除を決議しました。

日本人への偏見

戦後、広島・長崎への原爆投下に対してアメリカのキリスト教団体が抗議しましたが、トルーマン大統領の返答はこうでした。「日本人が理解する唯一の言葉は、我々が日本人に対して原爆投下すること、獣と接するときは、それを獣として扱わねばならない」。

またマッカーサーがミズーリ号上で調印を終えたときは、こう発言しています。「日本の精神年齢は12歳、精神の再復興と性格改善が行われなければならない」。

現在まで続く検閲

GHQによる検閲は、昭和20年9月10日から始まりました。言論及び新聞を対象とし、プレスコードは、30項目に上りました。主なものは、占領政策への批判、極東軍事裁判への批判、アメリカ・ソ連・中国・朝鮮人への批判、大東亜共栄圏の宣伝等を禁ずるというものです。当初は事前検閲でしたが、昭和23年からは事後検閲となり、これが決め手となって、占領終了後も自己検閲体制が続いたのです。朝日新聞に代表される、大手メディアの反日報道姿勢は、おそらくこれに起因します。